JCI 公益社団法人 霧島青年会議所

2018年度 理事長所信

理事長 前田 数馬

2018年度スローガン

「Smile for everyone」

~「和」をもって行動しよう 色とりどりの笑顔のために~

〈かけがえのない仲間と愛してやまない「まち」の笑顔のために〉

 本年、31年目の新たなステージに入る霧島青年会議所は、愛してやまないまちの発展のために、未来ビジョン「霧島JCは常にまちの中心となり、共感の輪を広げ、市民が活躍できるまちを目指します」に向かって、会員一人ひとりが地域を築きあげる当事者であることをより自覚しなければならない。

 この地域は、豊かな自然から育まれる観光資源と特産物に恵まれ、数々の伝統と文化の息吹が残っている。この魅力を向上させていくためには、霧島青年会議所が霧島市、姶良市、湧水町を拠点とし活動している事を確実に運動に活かすことがもっとも重要である。また、先人たちの情熱で創りあげられてきた今に感謝し、時代の変化や環境の変化に応じた新たな価値観や揺るぎない信念を確立し、実現可能な目標をもってこの地域に輝きと笑顔溢れる未来を描ける人を一人でも多く創る事が必要である。

 まちの良さを最大限に引き出し、特色を活かしたまちづくりを率先して行い、まちを愛することを多くの人に伝え続けることで、まちの活力と魅力が創造され「まち」の笑顔となる。地域の青年世代の仲間が手を取り合い共に成長するために、身勝手な自己主張や利己心を慎み、何事も譲りあう「和」の精神を忘れてはならない。また、愛してやまない「まち」の笑顔のために何事にも恐れず挑戦する。

〈一人ひとりが笑顔で輝ける強固な組織となるために〉

 霧島青年会議所は、組織としての円滑な運営を日々試行錯誤しながら行なっている。しかし、現在JC活動を行なう中でリアルタイムな情報共有ができず、委員や役職など立場の違いで認識の差が発生し会員同士の絆が弱まっている。この様な状況では、意志の確認や統一ができずに組織力や発信力が低下し、効果的なJC活動・運動はできない。また、率先してまちづくりを行う組織として、日々地域から信頼される組織となるためには組織力の向上を目指さなくてはならない。

 会員の意思決定の場である総会を有効利用し組織運営を着実に、そして誠実に行い、強固な組織にすることが重要である。効果的な組織運営を行うために、日々情報を共有し会員全員が組織全体のことを考え一致団結して当たり前のことを当たり前に行い、主体性をもって個人が能動的に動ける環境が必要である。また、強固な組織になるために、予算と事業のバランスを考えながら最大の効果をあげる各事業予算の精査を行うことが重要である。

 会員全員が常に情報の共有を確実に行う環境を構築することで、各委員会の状況や会員が常に組織全体の動きを把握しやすく自分の意思を明確に伝えられ、組織の目指すものへ共に進んでいくことができ、会員相互が尊重しあい「和」の精神をもてる組織運営を行うことができる。これにより、会員同士の絆が深まり揺るぎない強固な組織となることを確信する。

〈笑顔溢れる経済人の育成のために〉

 我々の活動拠点である、霧島市は人口約12万6千人、姶良市は約7万5千人、湧水町は約1万2千人、合計21万3千人であり、県内ではとても多くの人口を有しているが、生産年齢人口は、都市部への流出による減少が深刻な問題となっている。その一つの要因として、地域の中小零細企業の経営状況は、デフレに伴い依然厳しく安定的な経営が難しい状況である。この様な状況ではまちの活力が失われ、生産年齢人口の確保はできない。この様な状況を打破するためには、この地域を担う我々経済人としてのスキルアップと自己利益だけを優先しない企業同士の調和が必要である。

 霧島青年会議所会員が自ら地域の経済人と共に多くを学び、自分のもっている知識を伝える機会を設け、経済人としての指導力向上につなげる。また、この地域の経済人たちが多くの人と研修を通じてコミュニケーションを図ることで、より多くの力をもち合わせることができ、笑顔あふれる経済人となることができる。この様な機会を多く創造し、経済人各々がスキルアップすることで、経営基盤の強化につながり、雇用の拡大が生まれ企業の魅力が向上し流出人口の減少につながると確信する。

〈笑顔の輪を広げる仲間づくりのために〉

 現在、日本青年会議所全体で会員の減少が年々進み深刻な問題となっている中で、霧島青年会議所も数年後に会員数が半減する状況である。より影響力のある組織となるためには、我々が霧島市・姶良市・湧水町で魅力のある運動を展開し、一人でも多くの志を同じくする仲間を増やしていかなくてはならない。また、我々会員が「和」の精神をもって真摯に地域と向き合い、仲間を想い、地域から信頼される魅力的な組織になる必要がある。

 我々の活動は「奉仕」「修練」「友情」の三信条のもと楽しい時も辛い時もあるが、会員が思いやりと真心をもって多くの青年とふれあい強い絆で結ばれる友情を育むことで、JC運動の楽しさや友情の有難さを体感し、達成感と充実感に溢れ笑顔になることができる。この体験は多くの青年に伝わり笑顔の輪を広げることができると信じ、会員各々が率先して会員の確保をしなければならないことの危機意識をもって、より多くの青年とふれあうことで新たな仲間が増えると確信する。

〈笑顔を創造する魅力あるまちのプロデュース〉

 31年目を迎える霧島青年会議所は、先人の力により多くの輝かしいまちづくり事業を行い、魅力あるまちの創造を目指し地域ブランド確立運動を実行してきた。しかし、依然地域経済は低迷を続けている。この地域には素晴らしい観光資源や特産物、伝統文化の魅力ある地域ブランドが存在し、鹿児島県本土唯一の空港もあるがこの環境を活かしきれておらず、インバウンドを含む観光ビジネスや交流人口の増加につなげられていない。それは、狭い地域で各々が地域ブランドの競争を行ってしまっていることが問題であり単体地域だけでは影響力に限りがあることは否めない。

 地域ブランドの魅力を向上させるためには、各々の役割を考え地域同士が手を取り合い、各々の特色を輝かせ、新たな魅力を持たせた地域ブランドの価値化を実現する事が重要である。その中で、鹿児島空港は我々の活動地域全体の共通の財産であり、その可能性をもっと重要視して、国内外多くの地域との活発な交流を実現させ、この素晴らしい地域の魅力をより多くの国や地域に効果的に発信できる環境の構築をする必要がある。

 我々の活動地域それぞれの役割を明確化させ、各々の資源や財産を活かした共通の地域ブランドの模索を行い新たな付加価値の創造を目指し、広域的に連携した唯一無二の財産をプロデュースする事で特別な価値を持った地域ブランドとなる。また、多くの国や地域からの人の往来につながる施策を創造することで、効果的に多くの人々へこの魅力を発信することができる。それにより、地域相互に人々の笑顔が溢れる魅力あるまちとなり、交流人口の増加につながる。

〈夢と希望を創ることのできる子どもの笑顔のために〉

 本年、明治維新150年を迎え、明治維新の立役者である薩摩の偉人達がどの様な夢を描き、何に希望を抱き、どの様に行動したかを辿ると、世界に負けない日本を創る夢を描き、欧米諸国に希望を抱き、未知の国へ渡り力強く行動をしたからこそ夢を成し遂げることができた。薩摩の偉人達は歴史にもある様に、幼少期から大人達が夢と希望に向かって強い信念をもって進む力を教え続けたからこの日本を変える事ができた。現在、子どもを取り巻く環境は多くの情報が錯綜し、メディアやネットに左右され、自分の信念をもつことができない大きな要因となっている。

 今後大人に成長する過程で起こりうる壁を打ち破るために、自分の信念をもって夢や希望に立ち向かうことが必要である。我々大人が薩摩の歴史に敬意を払いつつ、良い教えをしっかり理解した上で夢と希望を描き、そして進むべき道を創造できる力強い信念をもてる子どもを育成し、未来を担う子どもたちの笑顔を創造していく必要がある。

 子育て世代である我々が、夢と希望をもつことの素晴らしさを見つめ直し、真心をもって教え、子どもたちに未だ経験したことのない体験の中で夢と希望を創り、己の強い信念をもって自分の進むべき道を選択できる力を身につけてもらい、夢をもち続けられることで笑顔溢れる子どもをより多く育成することができる。この笑顔溢れる子どもがこの地域の輝かしい未来へつながると確信する。

〈最高の笑顔を「ひと」から「まち」へ〉

 私は、2005年に霧島青年会議所に入会し、この最高の学び舎で「明るい豊かな社会」の実現に向け多くの先輩や後輩と共に活動を行う中で、起業したばかりの仕事との両立を日々自問自答しながら苦しい時、悲しい時、悔しい時、最後には必ず笑顔を得ることができた。家庭の事、会社の事、地域の事、どれも最後には笑顔を得るために努力することが青年会議所で学んだことであり、霧島青年会議所の行ってきた運動の中で多くの素晴らしい機会と経験を得て大きく成長する事ができた。限られた期間の中でかけがえのない仲間と出会い、共に成長でき、一生の財産となったことは今後の人生の中で大きな力になると確信している。霧島青年会議所を卒会する年に理事長という大役の中で、この愛してやまない「まち」の笑顔のために、経験と知恵そして地域を愛する心を後輩諸君に伝え、新たな仲間を一人でも多く増やすことが私に課せられた最大の使命である。

 霧島青年会議所31年目の新たなステージで未来ビジョンを胸に「和」の精神をもってかけがえのない仲間たちと共に汗をかき、志高く行動し仲間の成長を願い一人ひとりが輝き最高の時間を過ごすことで、最高の笑顔を「ひと」へ贈り「まち」の笑顔へ変えていこうではないか。

【基本方針】

1. 一人ひとりが笑顔で輝ける強固な組織構築
2. 笑顔溢れる経済人の育成
3. 笑顔の輪を広げる会員拡大
4. 笑顔を創造する魅力あるまちづくり
5. 夢と希望を創ることのできる笑顔溢れる青少年育成