JCI 公益社団法人 霧島青年会議所

2024年度 理事長所信

理事長 重野 隆太

2024年度スローガン

「三方よし」

<はじめに>

「三方よし」これは私が大切にしている近江商人の理念です。混沌とする現代において、この言葉は人々の関係性と社会全体の豊かさを重視し、私たちにとって欠かせない指針となっています。また、地域の大変革を生むためには「よそ者、若者、ばか者」が必要だと言われています。「よそ者」が新たな視点を持ち込み、「若者」が果敢にチャレンジし、「ばか者」が既成概念に囚われない創意工夫を加える。この言葉を胸に私は、霧島JCの組織のブランド力を高めるとともに、持続可能なまちへのアクションを展開して参ります。そして本年は、九州77LOMの同志が一堂に会する九州コンファレンスが、ここ霧島の地で開催されます。霧島JCは、「三方よし」をスローガンとし人、組織、地域に対してインパクトを残し、この大会に関わるすべてに成長と発展の機会を創出できるよう挑戦して参ります。
私は、兵庫県西宮市に生まれ高校卒業後、世界中を旅して回り見聞を広め、起業への夢を胸に鹿児島へと足を踏み入れました。2012年に霧島JCの門を叩き、地元出身ではない「よそ者」として入会、決して毛並みの良い人間ではありませんでしたが、私は仲間たちとJC活動を通じ、互いに切磋琢磨し、成長の道を歩んで参りました。
今年一年、霧島JCは「三方よし」の精神を胸に、関係する全ての人々から愛され、信頼される存在を目指し、一丸となって地域社会に貢献しつづけ、人のため、組織のため、地域のため、よりよい未来へと挑んで参ります。

総務広報 <DXによる組織の進化>

霧島JCが地域社会に影響力のある組織になるには、地域からの認知と信頼が不可欠です。そのためにも、総務委員会が率先して組織の模範となるように「総務が変われば組織が変わる」という気概をもって考動する必要があります。その中でも、メンバーの負担軽減を目的としたDXによる組織運営の効率化と外部広報を行っていきます。
DXの導入により、様々な業種や背景をもつ会員が霧島JCの幅広い活動に携われるような情報の発信と受信の効率化や、会員同士の横の連携を強化できる組織改革を目指します。さらに、広報活動の方針として我々は、ただ活動を告知し伝えるだけでなく戦略をもって、より認知され、より理解される工夫を凝らし情報発信を行います。
DXと三方よしの精神を活かした組織改革と広報活動を展開することで、霧島JCが持続的に成長し発展するとともに、地域から信頼と影響力がある組織に進化すると確信します。

拡大研修 <人と人が切磋琢磨する>

青年会議所の根幹は人であります。設立以来、会員同士の切磋琢磨が、この組織と地域の発展に貢献してきました。より組織のブランド力を高め持続可能な組織となるには、会員同士が多くの人と関わり、自分だけでは経験できない新たな視点や思考を得ることが必要です。
霧島JCが魅力ある組織となるために、研修を通じて説得力と人間力を兼ね備えた魅力ある人を育て、組織のビジョンに共鳴し、参加する同志を増やすことが大切です。拡大は組織の生命線であり、新しい「よそ者、若者、ばか者」の加入が組織に新たな魅力を与え地域の発展を牽引する力となります。そして、人は互いに影響し合い成長する存在です。
互いの成長のための機会を通じ、会員同士が膝と膝を突き合わせ切磋琢磨することで、一人ひとりが人間力を発揮でき、地域社会で活躍できるリーダーとなり、持続可能な組織になると確信します。

まちづくり <フロンティアへの挑戦>

なぜ人類は宇宙を目指すのでしょうか?我々が普段から利用している天気予報やカーナビGPSなど、これらはすべて衛星の恩恵です。遠い存在だった宇宙への考えが、今では民間でも手が届く身近な存在になりつつあり、フロンティアへの挑戦こそがこの地域に無限の可能性を提供する機会につながると考えます。
鹿児島県は日本で唯一、ロケットの打ち上げ基地を有しており、我々の活動エリアには宇宙工学を研究する教育機関や宇宙産業に特化した企業が集まっています。そしてこのような地域資源は、新しい地域ブランドの大きな可能性を秘めていると私は考えます。また、地域内の学校や企業と連携し、宇宙産業に関連する教育プログラムや体験イベントを開催します。これにより、若者が科学技術に興味をもつ機会を増やし、未知なる物への挑戦が五感を震わし地域活性化の原動力となることで多くの人々がこの地域を愛し、住み、働きたいと思う持続可能なまちへの創造につながると確信します。

青少年国際 <国際の機会の創出>

我々は多様化する世界で生きており、技術の進展や国際化が進む中、単一の文化や考え方に固執することは、将来の成長と成功にとって大きな障壁となります。特に青少年にとって、国際的な視点はもはや選択肢ではなく必須条件だと考え、霧島JCは国際の機会を提供し新しい時代に適応した魅力ある人財の育成を目指します。
国際的な視野をもつことは、将来、地域や国、さらには世界に影響を与えるリーダーになる資質を養うことにつながります。そして、より多くの青少年に国際の機会を提供するとともに、霧島JCも世界と交流し自身の成長へとつなげます。また、他団体と連携して海外訪問や、異文化交流などの手段を模索し、自らが国際的な人財として成長することが、未来の地域の発展を考えるうえでとても大切だと考えます。このような取り組みが、国際空港を有する地域ならではの、まちづくり及び国際性豊かな人財育成につながると確信します。

九州コンファレンス <挑戦と成長>

霧島JCは、1998年に九州地区大会(現:九州コンファレンス)を主管しており、先代の会員たちは、当時の大会で地域に多くの経済効果をもたらし、地域の魅力を九州中に発信し大成功を収めました。我々現役会員も、その進取の精神を受け継いで九州コンファレンスを成功させる責任があります。特に、霧島JCは若い会員が多く、九州コンファレンスの主管は組織としての成長と拡大、さらには地域社会への影響力を高める絶好の機会となります。そして、これまで築き上げた地域団体との連携を一層強化することで、持続可能なパートナーシップを築くことが可能です。また、九州全土のJCメンバー、多くの市民、各諸団体の方々に参加していただくことで、姶良市・霧島市・湧水町の風土、伝統、文化、まちづくり、食といった魅力を九州中に発信し地域のファンづくりに大きく貢献します。これは「三方よし」の精神に基づいており、地域、JC、民間企業との関係を形成することが期待され、霧島JCにとっても挑戦と成長を促す重要な大会だと考えます。この機会を最大限に活用し、地域社会に寄与するとともに組織としてのさらなる発展となることを確信します。

<終わりに>

青年会議所は、修練・奉仕・友情の三信条のもと様々な成長の機会が用意されている団体です。霧島JCの土台を支えるのは人であり、会員がたくさんの人と出会い、様々な物事に果敢に挑戦することが、組織のブランド力の向上と持続可能な地域社会の構築へつながると私は考えます。九州コンファレンスin霧島が開催される特別な年になる2024年を、我々は「三方よし」の精神を胸に、会員一人ひとりが成長し、新たな考動を起こし続け、地域から愛され信頼される存在を目指します。貴重な経験の中で、霧島JCが一丸となって地域社会に貢献し続け、人のため、組織のため、地域のために考動することが、明るい豊かな社会の実現につながると確信します。

未来は僕らの手の中!!