JCI 公益社団法人 霧島青年会議所

2019年度 理事長所信

理事長 藏元 国明

2019年度スローガン

「率先垂範」

~自己の行動が 未来を創る~

〈はじめに〉

 「他人に変わって欲しければ、自ら率先して変化の原動力となるべきだ」

この言葉はインド独立の夢を叶えたマハトマ・ガンジーの言葉である。

 夢や希望を持ち、情熱を原動力として、挑戦できる特権が青年には与えられている。今を生きる我々JAYCEE(青年会議所会員)が地域の抱える問題に圧倒的危機感を持って真剣に向き合い、改善に向けて果敢に挑戦することで地域に変化をもたらす人財となり、JC(青年会議所)だからこそできる運動を発信していくことが時代そして地域に必要とされる組織となる。

 皆思い出してほしい。新たに物事を始めた時の高い志を。日々の忙しさと時間に追われることで忘れてしまい気概を持って「やっていた」ことが、いつしか「やらされている」という意識にはなっていないだろうか。何事にも「やらされている」という思いで取り組むよりも「やってやるぞ」という積極的な姿勢で取り組むことができなければ、様々な機会があるJCにおいて、また社会においてもその機会をつかみ取ることはできない。まずは、自らの意識を変え、「やってやるぞ」の当事者意識のもと、「率先垂範」しようではないか。その踏み出す一歩が、我々の住み暮らす地域の発展と未来の新たな礎になると信じて。

〈機動的な組織への進化〉

 霧島JCは、まちの明るい豊かな未来に向け、志を同じくするJAYCEEが、互いに刺激しあい、各々の能力を高めあえる場であり、強固な協力体制を構築できる組織です。しかし、主体的に活動できている会員とそうでない会員との意識の差が生じ、組織としての一体感が薄れ、運動の基盤となる組織力を弱める一因となっています。影響力のある組織になるためには、委員会をつなぐ円滑な連携体制を整え、一丸となり力強い運動を推進できるよう質の高い組織基盤を確立する必要があります。

 力強い運動を推進するために、最高意思決定機関である総会では、法人格を有する組織として法令、定款、諸規定に準拠した適正かつ円滑な方法で運営するとともに、委員会間の横のつながりを深め、連携体制を構築します。また、より機動的な組織となるために、これまでの組織運営の見直しを含め、良きものは残し、改めるべきは勇気をもって変えることで、時代に合った組織運営体制を構築します。

 霧島JCの目的と指標を共有し、迅速な行動と正確な判断により、その時々の状況に応じて速やかに運用ができるようになることで組織基盤が確立し、機動的に行動できる組織へと進化すると確信します。

〈地域の発展に貢献できるひとづくり〉

 今後、日本は少子化とともに超高齢化に伴い生産年齢人口の減少が見込まれると同時に、地方部では都市部への人口流出を防がなければ労働力とともに消費者を失うこととなり地域経済の発展にも影響を与える恐れがあります。この状況を打開するには、これからの社会を担う我々青年経済人が自分の社業の成果を残し、地域においても他者に良い影響を与えられる存在でなくてはなりません。そのため我々青年経済人は、先見の明を持ち、自ら率先して行動し、地域や企業の進化の起点となりえる人財となる必要があります。

 会員一人ひとりが、JCの様々な機会を通じ経済人として、経験を積み重ね、学び得た知識と知恵を社業に還元すれば企業の発展につながり、魅力ある企業が増えることで人口流出を防ぎます。さらに、自己成長し続けることは企業の成長にも繋がり、周りに様々な好循環をもたらし地域を変えるべく大きな力となり、JCが理想として掲げる「明るい豊かな社会」の実現に近づくと信じます。地域を担う我々が、自己研鑽の機会を通じて、時代の変化に対応できる多様性と地域や企業を牽引できる社会人基礎力を兼ね備え、地域の発展に貢献できる人財となると確信します。

〈共感の輪を広げる仲間づくり〉

 どんなに高い志を掲げても、一人ひとりの影響力には限界があります。愛するまちを「誰もが夢を描けるまち」とするためには、我々の運動に共感してくれる仲間を一人でも増やす必要があります。しかし、事業を立案するうえで、効果的な運動発信をするための広報に対して、重要度が薄れている現状があります。霧島JCを知ってもらわなければ、我々の運動に共感してくれる人は広がるはずもなく、独りよがりの自己満足の運動にしかなりません。

 霧島JCが常にまちの中心となり、共感の輪を広げるためには、ターゲットに合わせた情報の精査と目的ごとに戦略を持った効果的な広報を継続的に実行し、JCの認知度を向上させることで、共に運動を推進してくれる仲間も増え、我々の運動に対しての共感の輪を広げることにつながると確信します。

〈率先して行動するJAYCEEづくり〉

 他の地域と同様に、労働力人口の流出、減少による地域経済の縮小などの問題を抱えた我々のまちも会員の減少が組織を継続していく上での大きな不安要素になっています。しかし、時代のせいにして嘆いてばかりいるだけでは、混沌とするこの時代の未知の可能性は切り開くことはできません。力強い組織を継続していくためには、会員全員がJC運動に対して理解と拡大の意識を高め、団結して取り組む気概を持つことが重要です。

 会員拡大の手法は様々ありますが、手法の選択よりも大切なのは、熱意であり行動力です。「必ず入会に導く」という強い想いと行動量がなければ人の心を動かすことはできません。会員一人ひとりが当事者意識を持ち、組織の未来に対して、責任と覚悟を持って率先して行動することで、力強い組織を継続していけると確信します。

〈誰もが夢を描けるまちづくり〉

 中央から地方へと地方分権を行う平成の大合併時代から、地域が独自の政策を掲げ地域を創造していく「地方創生」時代に突入した現在において、市民参加型まちづくりから市民参画型まちづくりへと地域情勢は大きく変わってきています。行政主導のまちづくりだけではなく、地域に住み暮らす自らが主体性を持ちまちづくりに関わることが必要です。

 そのためには、誰もが夢を描けるまちを創っていかなければなりません。夢を描けるまちとは、未来に対して希望をもてることであり、「行ってみたいまち」「住んでみたいまち」と思えるまちです。郷土の発展を目指し、郷土愛を育み、市民の社会参画意識を高めることを目的とした政策を立案し、若い世代を対象に社会実験を実行することで、自らが主体的にまちづくりに関わるという意識が芽生え、誰もが夢を描けるまちに近づくと確信します。

〈おわりに〉

 青年会議所は、様々な個性を持ったメンバーが集い、自己を磨くことのできる素晴らしい団体です。しかし、自ら行動を起こさなければ何も得ることはできません。自分自身が主体的に関わり、高い志を持って取り組むことで機会を掴み取ることができるのです。霧島JCのメンバーであることに自信と誇りを持って、失敗を恐れずにメンバー全員で心をひとつに力を合わせ、「率先垂範」することが私たちの愛するこのまちの未来を創ることへつながると確信します。

【基本方針】

1. 機動的な組織への進化
2. 地域の発展に貢献できるひとづくり
3. 共感の輪を広げる仲間づくり
4. 率先して行動するJAYCEEづくり
5. 誰もが夢を描けるまちづくり

6. 多くの機会を提供できる組織運営