JCI 公益社団法人 霧島青年会議所

2022年度 理事長所信

理事長 橋 正貴

2022年度スローガン

「不言実行」

~圧倒的使命感をもって行動しよう~

《はじめに》

 「不言実行」
何事にも能書きを述べることなく、愛する郷土のために奉仕の心をもって苦楽を共にする仲間と互助の精神のもとに行動することで、会員は大きく成長することができます。言行不一致で地域について語るのではなく、地域の課題に対して実行する姿で示すことが、市民から信頼を得ることにつながり、共感の輪を広げることができ、成果として現れます。
 日本の青年会議所は、1949年の戦後、混沌とした社会情勢の中で危機感と祖国を愛する気持ちから新日本の再建を夢見て、日本の将来を真剣に考える志高き青年世代の使命感から誕生しました。いつの時代も青年会議所は、苦しい状況下であっても明るい豊かな社会の実現に向けて積極果敢に運動を起こし続けてきました。霧島青年会議所の活動エリアである姶良市、霧島市、湧水町においても、今も尚続く世界規模のパンデミックによって、人々の安心した生活は脅かされ続け、日常生活の様々なことに制限がかかる中で、将来への希望を見出すことが困難な状況となっています。
 混沌とした社会情勢の中、この地域に希望をもたらす変革の起点となるには、霧島青年会議所が「不言実行」のもと、地域課題の解決に向けた実行力を発揮する必要があります。私たちがJAYCEEとして、誰よりも郷土を愛し、政策を立案・実行し続け、組織の存在意義を示していきます。この地域に愛をもって共感の輪を広げ、地域の発展に向け圧倒的な使命感をもって行動します。この困難な時代を乗り越え、明るい豊かな社会を実現する礎になると信じて。

《輝く個性が調和する組織》

青年会議所は、明るい豊かな社会の実現を思い描き、市民の意識を変革するために運動を展開している組織です。しかし、会員が運動の目的や志を十分に理解しないまま活動に携わることは、目的達成を遠ざけ効果的に運動を伝播することができません。私たちの理想社会の実現を目指す上で、影響をもたらす運動を起こす組織となるには、会員の個性や多様性を理解して「不言実行」の精神のもと、会員間での連携を活性化させ、ベクトルを合わせて、すべての会員が活躍できる組織基盤を確立する必要があります。
 組織力を最大限に発揮するためには、会員一人ひとりの意思を示す総会、毎月開催される例会の意義と重要性を理解できる運営を行い、組織の大切な一員であることの自覚を醸成します。また、会員それぞれがもっている価値観や取り巻く環境を相互に尊重することで、互いに壁を作らない強いチーム力を兼ね備えることができます。そして、組織の動きを伝え運動の本質を明確に共有できる仕組みを構築し、会員の足並みを揃えて、すべての会員が一人ひとりのために協働できる互助の関係性を築くことで、輝く個性が調和する組織になると確信します。

《持続可能な地域の実現 SDGs4・17》

 共働き家庭の増加や価値観の多様化など、子供たちを取り巻く環境は大きく変わり、さらには新型コロナウィルスの蔓延により、人と人との交流や地域コミュニティへ参加する機会が減少しています。社会生活で学ぶべき機会が十分に行き届いていない状況下で、主体的に社会貢献できる郷土を愛する人材を輩出しなければ、地域の存続すら危ぶまれる状況が予測されます。変化を続ける社会情勢の中で、大人たちが持続可能な地域の未来に向けて使命感をもって子供たちと関わり、地域経済から物事を学び、子供と大人が主体性を兼ね備え、予測困難な未来を切り開くことができる人材育成が必要です。
 2021年の自律的好循環の確立事業を発展させ、より多くの子供と大人が関わりをもち、この地域特有な学びの機会を通じて社会性や考える力を育む事業を構築します。そして、子供たちが社会で生きていく上での価値観や地域企業の魅力を体感することで、自らの将来を選択し自分らしく生き抜く力を育み、多くの体験から子供たちに自己肯定感を醸成することで、主体的に社会貢献できる青少年を育成します。また、キリシまち会議を引き継ぎ、さらに多くの多様性のある大人たちが協働し、使命感をもって子供たちと真剣に向き合うことで、より効果的な事業が実現されます。住み暮らす郷土の中で子供と大人が共に学び、関係性を築き、社会参画意識が育まれることで、様々な地域課題を解決できる仕組みが築かれ、子供たちが夢や希望をもてる持続可能な地域が実現できると確信します。

《誰ひとり取り残さない社会の実現 SDGs3・10》

 従来、地域の中で相互扶助や家族同士での助け合いなど地域・家庭・職場といった生活の様々な場面において支え合いの機能が存在して成り立っていました。現在では、障がいのある方々への法制度の整備が進み、専門的な福祉サービスが拡充され、生活は豊かになり安心して暮らすことができるようになった反面、地域の中で支える必要性は薄まり健常者と障がいのある方との繋がりが弱まっている状況です。すべての人が活躍できる社会を実現するには、共に住み暮らす市民であることを自分ごととして捉え、個性と多様性が尊重され、障がいの有無を問わず支え合いながら自分らしく活躍できる社会を構築する必要があります。
 そのためには、誰もが相互に人柄や障がいの特性に触れる機会を通じて、住み暮らす市民の多様なあり方をお互いが配慮し、障がいのある方々の存在を理解することにつなげます。そして、障がいがあっても優れた能力を伸ばし社会に活かす考えを学ぶ機会を構築することで、これまで十分に社会参加できるような環境になかった人たちが、積極的に社会へ参加・貢献していくことが可能となります。まずは、青年経済人である私たちが、相互理解から心を寄せ、支え合いの意識をもち、市民とのかけ橋となるべく共感の輪を広め伝播させることで、すべての人が生きがいを感じることができる誰ひとり取り残さない社会が実現できると確信します。

《地域に圧倒的な存在感を示す》

 1988年8月28日この地域に青年会議所が誕生しました。創立から35年の歳月の中で、創始の想いを紡いできた先輩方をはじめ地域・関係各所の皆様方に敬意と感謝を表し、より良き明日のために夢あふれる未来都市の実現に向け歩み続けなければなりません。昭和、平成、令和と時代は流れ人々の価値観が大きく変動する中で、明るい豊かな社会の実現に向けて活動・運動し続けるには、地域から存在を認知され、運動を共に広げてくれる青年会議所のファンを一人でも多く増やすことができる影響力のある組織となる必要があります。
 これからの霧島青年会議所の存在意義の確立に向けて、30周年で掲げた未 来ビジョンを5年間の活動・運動からしっかりと検証していきます。また、35周年の機会を活かして若者を中心とした広い世代の方々に存在を認知しても らう機会を構築します。そして、これからの霧島青年会議所の存在意義を地域 に示し、初志貫徹の気概をもって社会の課題を解決し続けることを誓います。 霧島青年会議所の会員一人ひとりが成長し、それぞれの場所で輝き、信頼と共感を 得ることで、これからも地域に変革を起こし続けることができる圧倒的な存在感 を示す組織になると確信します。

《最後に》

 これからも私たちは、明るい豊かな社会を思い描き、実現に向けて運動を起こし、より大きく共感の輪を広げなければなりません。そのためには、地域課題・地域の発展に対して会員一人ひとりが、当事者意識を高め、圧倒的使命感をもって協働し、実行することで、変革の起点となり、地域に希望をもたらすことができます。「不言実行」の精神のもと、常に謙虚な姿勢で地域に奉仕することで、市民から信頼と共感を得ることにつながり、誰ひとり取り残さず、市民が活躍できる持続可能な地域になると確信します。
 郷土を心から愛し、市民の皆様と共にインパクトのある運動を起こしましょう。大丈夫です。私たちなら必ずできます。圧倒的使命感をもって実行しよう。明るい未来は私たちが創る。

【基本方針】

輝く個性が調和する組織
持続可能な地域の実現
誰ひとり取り残さない社会の実現
地域に圧倒的な存在感を示す
時代に即した組織運営