JCI 公益社団法人 霧島青年会議所

2020年度 理事長所信

理事長 田上 俊介

2020年度スローガン

「言行一致」

~本気で取り組もう!未来の地域のために~

《はじめに》

 厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように一人ひとりが明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることのできる、そうした日本でありたいと願いが込められ令和という新しい時代が始まりました。そして、2020年度は東京五輪が開催され、鹿児島国体が48年ぶりに開催されます。本年度は私たちの住む姶良・伊佐地域にとっても新しい時代のスタートです。明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることのできるまちへ向けて、霧島JCが経験したことのないことにも積極的に挑戦し、未来の地域のために今まで以上に本気で取り組み、しっかりと年度ごとに点を落し、その点が線になるように未来につなげる必要があります。
 青年会議所は、その地で起きている問題や課題について解決策を考え事業を構築し、実戦の中から自己の成長につなげ様々な運動を発信している団体です。私たちは、今までの自分よりも背伸びして、できないことへも向き合い、新たなことに積極的に挑戦し、問題に直面した時も知恵を出し合い意見をぶつけ合うことで「明るい豊かな社会」の実現を目指してきました。できない理由を考えるのではなく知恵を出し合い、できる方法を考える前向きな姿勢と時には競い合う仲間と励まし助け合い議案を構築し、その仲間とともに、大変な事を乗り越えて得られる成長と事業に本気で取り組んだからこそ味わえる達成感を手にしましょう。そして、霧島JCが強い情熱を地域に伝え、楽しみながらも本年度の掲げた目的達成に向け、工夫と挑戦の気概をもって言行一致でとことんやり抜きましょう。

《全員攻撃・全員守備の組織へ》

 青年会議所は「明るい豊かな社会」の実現に向けて組織運営を行うにあたり委員会制を取り入れ、役割を分担し効率的な運営を行ってきました。霧島JCも同様に活動を行ってきましたが、委員会同士のつながりや関係性を構築する取り組みは重要であると認識しつつも各委員会が担当の事業に追われ、それぞれの委員会が単独で活動する傾向がみられます。今後、霧島JCが常にまちの中心となり 共感の輪を広げることのできる存在となるには、委員会制という効率的な組織の運営を行いながらも横のつながりを大切にし、組織全体の運動に対して皆が同じ方向を向き行動できる一枚岩の組織となる必要があります。
 組織の中核を担う総務が内部外部への活動・運動の発信拠点となることで組織の方向性と会員の意識が一致し、誰かのために本気で取り組むという霧島JCの志で運動を発信します。委員会の枠を超え組織を一体化することで、ある時は全員で取り組み、ある時は各自で活動できる強いチームワークの組織を目指します。そのような組織が、地域や霧島JCの課題に対してアイディアを出し合い、協力し合うことでより良い事業を構築します。そして、霧島JCとしての運動を今まで以上に大きく発信することにより組織としての一貫性をもつことで、全員攻撃・全員守備の組織へと進化すると確信します。

《戦略的な活動・運動の発信》

 企業では活動内容や商品情報などの情報発信を行う業務として広報担当の部署や職員がいるなど、戦略をもって様々な手法で事業内容のPRを行い、存在価値を高める動きが活発になっています 。私たちは、地域の未来のために運動を展開していますが、自分たちの活動・運動に対する情報発信不足で目的や存在価値を地域に発信しきれていない状況です。今後人口が減少していく中で共感の輪を広げ、多くの賛同者を増やすには、私たちの伝えたいことや俯瞰的に見て必要なことなどを効果的に情報発信する必要があります。
 まずは、事業目的内容の周知や集客、定期的な活動報告などの外部への情報発信計画を一括して総務委員会が担い、各事業のターゲットに合わせた情報を効果的に発信できるように戦略を練ります。そして、1年というスパンで広報することは切れ目のない戦略的な活動・運動の発信につながり、霧島JCの認知度も上がり、賛同者を増やすことになり、共感の輪が広がると確信します。

《総動員での仲間づくり》

 組織とは、一人では達成できない目的に対して同じ方向性をもって進み達成するための集合体のことです。霧島JCも目的をもって運動を展開していますが、活動エリアにおいて十分な認知、理解には至っていないのが現状です。地域に根ざした霧島JCとして目的を達成し、言行一致の組織となるには、同じ目的をもち効果的な運動を発信することのできる志高い本気で行動できる仲間が必要です。
 それには、会員が胸を張って話すことのできる組織になることが仲間づくりの近道で、熱意と行動量で相手に共感をもってもらうことが大切です。そして、適材適所の役割で仲間づくり行えるように戦略的な会員拡大計画を作成します。また、組織の未来に対して全員がそれぞれの役割に対して工夫しながら取り組み、仲間のために本気で取り組める志の高い会員を増やします。そして、人任せではなく覚悟と熱意をもって本気で行動し、同じ志をもった仲間をつくります。さらに、活動をともにする仲間が増え共感の輪が広がり、組織の存在意義が高まることで、影響力のある強い組織になると確信します。

《実行力のあるひとづくり》

 経済産業省が発表した人生100年時代の社会人基礎力は「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力から構成されています。霧島JC会員も働き盛りの世代であり30年40年と中核を担う立場として、特に「実行力」は、混沌とした時代において非常に重要で、前に踏み出したからこそできるようになることも多く、できないことへ計画的に取り組み、やりきる力が必要とされています。
 実行力を高めるには、まずはチャレンジ精神を身につけ、何事にもチャレンジし、「成功か失敗」ではなく、成長を感じ取ることができるという考え方を身につけます。その考え方は、成長の先にある幸せが自分だけのためではなく、周りの人にも幸せを与えることにつながります。そして、計画的に物事を進めることができる実行力を身につけ、繰り返し反復し習慣化することで実行力が実力となり、能力を発揮し自らのキャリアを切りひらき活躍しつづけることができる人財になると確信します。

《自らの意思で未来を創造する青少年の育成》

 AI技術の進展やグローバル化、不透明な社会情勢など様々な社会構造の変化が起こっている昨今の時代変化を背景として、これからの時代を生き抜くために必要な力を身につけ、社会に貢献する人財を育成することを目指す教育改革が進められています。このような社会構造の大きな変化が予想される時代においては、先を予測することは難しいのが現状です。どの選択が正しいのか、判断が難しい中で未来を切り開いていくには、他人任せではなく自らの考えで未来を創造することのできる青少年の育成が必要です。
 そのためには、他人任せではなく自分の考えをもち自らの意思で、できないことへも積極的に挑戦しなければなりません。試行錯誤の中から小さな成功体験を積み重ね、一生の自信となることで、実行力が身につき、自らの意思で未来を創造することのできる青少年の育成につながり、混沌とした時代を生き抜くことのできる大人へ成長すると確信します。

《夢を実現できるまちづくり》

 地方創生の様々な政策が行われる中で、霧島JCはこの地域の問題や課題に対して解決のためにまちづくり事業を行ってきました。しかし、まちづくりは1年で達成できるものは少なく、1度の事業で市民が共感し、それが大きなうねりとなることが難しい状況です。誰もが夢を実現できるまちを創造するには、姶良・伊佐地域を活動エリアにしている団体や若い世代との連携を図りながら、皆が共感できる明確な目的で一貫性をもって多くの市民に発信し、継続して市民参画意識を醸成し、持続可能な地域を目指す必要があります。
 青年会議所は、SDGsにいち早く取り組み推進する団体としてまちづくりに対する皆が共感できる有限のゴールを明確化し、様々な団体との連携を意識することで、1年では達成できないことにも継続的にチャレンジします。そして、時代の流れを読み、しっかりとした知識でニーズを捉え、「誰もが夢を描けるまち」で出てきたたくさんの素材に実際の経験から出てきたアイディアという調味料を加えて「夢を実現できるまち」にしていくことで、自律的好循環を生み出します。それが、誰一人として取り残さない持続可能なまちになり、継続していくことで共感の輪を広げ、市民が活躍できるまちになると確信します。

《おわりに》

 青年会議所は、奉仕・修練・友情の三信条のもと様々な成長の機会が用意されている団体です。しかし、本気で関わり、本気で行動しなければ共感は得られず、自己の成長はおろか得られるものは ありません。熱意と行動量で圧倒的な存在感を地域に示し、本気で行動し、共感の輪を広げ市民が活躍できるまちを目指すことで地域から必要とされる組織を目指します。そのことが霧島JCの存在意義を高めることにつながり、言行一致の活動・運動で共感の輪が広がり、未来の地域の発展につながると確信します。

【基本方針】

全員攻撃・全員守備の組織へ
戦略的な活動・運動の発信
総動員での仲間づくり
実行力のあるひとづくり
自らの意思で未来を創造する青少年の育成
夢を実現できるまちづくり